作家で発明家の藤村靖之氏曰く、
豊かさはひとつじゃない。
単純に言えばお金を使う豊かさ、使わない豊かさ。
大きく分ければ2種類の豊かさがある。と。
前者は体と時間を駆使して消費社会に依存する生き方。
誰かと何かを競い、争い、奪い合う生き方。
後者は仲間とつながり、必要なものを生み出す生き方。
そうやって得た幸せを分かち合う生き方。
どっちが正しいとか間違っているとかではない。
我々には選択権があって、どちらを選ぶかということ。
もちろん僕は後者を選んだ。
だから、いまのような暮らしをしている。
僕にとって一見、幸福なように見えた高度経済成長期は目くらましだった。
その先には競争と争いしかない。疲弊し壊れていく人々が見えてきた。
豊かさは選べる。選択肢はたくさんあるんだ。
3.11以降人々の価値観は急速に変わっている。
でも、それを満たすものの供給は決して間に合っていない。
高度経済成長期のなかを過ごし、消費するだけで自分の手でモノを作ったことがない人がほとんど。
そんな人たちは、自分はモノが作れないので・・・
と思い込んでしまっている 日々の暮らしのなかで、自分で出来ること驚くほど沢山ある。
それが人に出来て自分に出来ないはずがない。
家くらい、エネルギーくらい、食料くらい自給するのは簡単。
技術なんて仲間と時間さえあれば、どうにでもなる。
モノ作りを一般の人々の手に取り戻す。
それでも一人で作るには限界がある。なかなか趣味の域を超えられない。
ところがみんなで作れば人生になる。みんなでやらないと出来ない、作れない。
だから人を友人を大事にする。
ここで優しさが培われる。半端じゃない友情が産まれる。
リサイクルからアップサイクルの時代です。
リサイクルはもはや義務。そこに感動や面白さはない。
だったらこのあふれた資源を使って新しい価値観を満足させればいい。
みんなが感動でわくわくしたりときめくものを作るんです。
作ればいいってもんじゃない。美しくなければ意味がないんです。
自分で作って自分で楽しむ。
そんな人間性を取り戻す生き方を発信していきたい。
藤村靖之
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