これまでのDIYで最大の作品。ずっと欲しかった庭のストレージです。
大作ですので、レポートも長くなりますが、おつきあいください。w
一軒家なのでそれなりに収納スペースはあるはずなのですが、それじゃ間に合わないほど物が多いわが家。断捨離ブームもどこ吹く風です。そんな訳で、庭にストレージを作ることにしました。
予定地は写真の植え込所。真ん中の2本が虫にヤられていて、再起不能な状態でした。
友人のY君に手伝ってもらい、木を伐採。10センチほど掘り下げて整地しました。
手前のコンクリートブロックはもともとあったものですが、これは基礎として利用するためそのまま残します。
整地が終わったら、写真の水盛缶(水盛管)の登場です。プロが使用する水平レベルを出すための道具です。
缶に水を充てんすると接続された透明パイプに水が通ります。これを敷地の四隅に立てた杭に写真のように添わせ、水面が来る場所をマークします。
缶の中の水面と、パイプの水面は常に一定である原理を応用した昔ながらの方法です。
両サイドと奥に基礎を施工するためブロックの厚みプラスアルファの溝を掘ります。
後輩のT君に手伝ってもらいました。
溝が掘れたら砂利を敷いて押し固めます。これを専門用語で「転圧」と言います。
これは友人のF君に手伝ってもらいました。
転圧が終わったら、コンクリートを流し込み、その上にブロックを置きます。このときキッチリ水平を出さないと建物自体に影響がでますのでしっかり行います。あらかじめ取っておいた水平基準線を基準にして水糸を引き、これをガイドにしてブロックの上端位置を決めます。微調整はブロックの下の砂利やコンクリートの量を調整しながら行います。
これで基礎部分の完成です。
このブロックの上にベースとなる90センチ角の木材が乗ります。その木材をしっかり固定するためにブロックの穴にアンカーボルトを立てコンクリートで固めておきます。ブロックの上に垂直に立っている棒がそれです。