オイル缶を再利用してロケットストーブを作りました。
DIYをやっていると必ず付いて回る問題。それは、廃材の処理です。
出来るだけ無駄は出さないように心がけているのですが、やっぱり出てしまう。
出てしまった廃材(端材)は大事に保管して、可能な限り活かしているのですが、それでもやっぱり出てしまう。我が家ではこの端材が2年分貯まっていました。
これを単にゴミとして捨ててしまうのは忍びない。なんとか行かせる方法はないものかと考えていたときにロケットストーブに出会いました。
今回は暖を取るだけでなく、お湯を湧かしたり、煮炊きにも使えるタイプを目指して数回の燃焼テストを繰り返しながら作ってみることにしました。
もらってきたオイル缶。こいつに穴をあけ、写真のように煙突のT型、エルボー、ストレートを組み合わせて本体を作ります。このパイプ部分がロケットストーブの燃焼室であり心臓部です。
白く見えるのはパーライトと呼ばれる鉱物系の人工発砲体。断熱効果を高め、燃焼管(ヒートライザー)の中に上昇気流を起こしやすく役割があります。
もう一つの缶を組み合わせ蓋をした状態。
とりあえずこの状態で燃焼テストを始めます。
燃焼中の状態。煙突に向って炎が吸い込まれています。ヒートライザー中に上昇気流が発生している証です。
これでひとまずは安心。
あとは徐々に煙突の長さを調整し、もっとも煮炊きに適した寸法を探し当てます。
なんとか煙突の長さも決まり、耐熱塗料を塗った状態。グンとストーブらしくなりました。
あとは五徳を作って鍋やヤカンが乗るようにすれば完成です(一番上の写真)
廃材を燃料にして、燃焼効率も高く煙も燃えカスもほとんど出ない。一般的なストーブの約4倍のエネルギー効率を誇るとされているロケットストーブ(ロケットマスヒーター)です。
東日本大震災でも大活躍したと聞いています。
このあと、こいつで湧かしたお湯でコーヒーを淹れました。うまかったー。