#1 珪藻土でも漆喰でもない、安価で雰囲気のある壁の作り方。

 

珪藻土って高いですよね。漆喰も結構いい値段します。

しかも、かなり粘度が高くて施工性もよくない。練るのも大変ですし、塗るのも大変。

 

また、珪藻土も漆喰も日本建築にはよく似合うのですが、どうも趣味じゃない。

コテあとが残った壁の仕上げをよく目にするんですが、ホコリもたまりやすそうですしね。

理想としては、コンクリートうちっぱなしに、ペイントをしたようなペタッとした雰囲気にしたいのですが・・・。

 

安くて、楽で、雰囲気のいい壁材ないかな〜?

いろいろ探した結果、見つけました!

 

吉野石膏(プラスターボードのメーカー)が出している「ユートップ」です。

 

 

内装下塗り材というカテゴリの商品らしいのですが、こいつをセメントのように水で練って壁に塗るんです。そうすると、下地のギャップを見事に消してくれます。また、漆喰のようにテクスチャが出てしまう仕上げがあんまり好きじゃない僕には、適度に均一に伸びてくれてなかなかの具合です。
念のため継ぎ目にはひび割れを防ぐためにメッシュテープとパテは施工しました。でも削る作業が無い分、ずいぶんと楽です。

しかも、一袋2,500円ぐらいで安い!ちょっと硬化時間が早いけど、全然言うことなしです。

 

施工するとこんな感じに。

 

もともとの下地は石膏プラスターボードです。板の継ぎ目もしっかり消してくれますし、乾燥後はコンクリートを打ったような薄いグレーの仕上がりになります。3ミリ程度の厚みであれば、密着性も十分です。

僕はこの上に、白で塗装仕上げにしましたがこのままでも十分雰囲気があります。

 

 


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